オフィス漢方セラピー

INTERVIEW

導入企業インタビュー

「無限の想像力」を支える、社員の健康、一人ひとりの不調に、きちんと届く情報発信を。

株式会社スクウェア・エニックス
人事部 滝野 真波さん
人事部 健康推進室 保健師 菱沼 円さん

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株式会社スクウェア・エニックスは、「無限の想像力で、新しい世界を創り出そう。」というパーパスのもと、世界中にエンタテインメント体験を届けています。
社員の健康を重要な経営課題の一つと捉える同社は、一人ひとりの不調や関心に寄り添った情報発信を実現するため、「オフィス漢方セラピー」を導入しました。
導入の背景や具体的な活用方法について、滝野さん、菱沼さんにお話を伺いました。
オフィス漢方セラピーの
導入事例

導入の経緯 社員の健康知識の向上。年齢やライフスタイルによる多様な悩みに応える情報発信。信頼性の高い情報発信。

導入後の効果 社員が主体的に健康と向き合う意識が向上。情報発信に関する作業の効率化。

今後の期待 漢方や東洋医学へのさらなる知識向上。セルフケアの選択肢の拡大。

無限の想像力を支えるのは、
社員一人ひとりの健康。

滝野様 ―
当社は、「無限の想像力で、新しい世界を創り出そう。」というパーパスのもと、世界中のお客様に多彩なエンタテインメント体験を届けています。ゲームを中心としたデジタルエンタテインメント分野を軸に、コミック・書籍の出版、キャラクターグッズや二次的著作物の企画・制作・販売など、幅広いコンテンツとサービスを展開し、国や世代を超えて愛される作品を生み出し続けています。

そうしたものづくりには、社員一人ひとりが 「無限の想像力」を発揮し、より自由に、積極的に新しいコンテンツを生み出すことが欠かせません。そのため、社員が心身ともに健康であることを、個人のためだけでなく会社の持続的な成長を支える「重要な経営課題」の一つと位置づけています。

その考えのもと、健康推進室による定期的なヘルスコラムの発信や、年1回の健康管理に関するeラーニングといった情報提供を実施しています。また、専門インストラクターによるストレッチプログラムやオンラインヨガ教室など、オフィスでも自宅でも気軽に参加できる運動支援策を週次で行っています。加えて、歩数計測アプリを活用したウォーキング施策を通年で実施するほか、食事や睡眠といった生活習慣を整えるための取り組みにも注力しています。

菱沼様 ―
「最高の製品・サービスを生み出す基盤は、社員の健康にある」。スクウェア・エニックスでは、こうした多角的な健康施策を通じて、社員全員が自分自身や仲間の健康を「自分ごと」として捉え、日常の行動につなげていく企業風土づくりを積極的に進めています。

健康経営への取り組み

定期的なヘルスコラムや、健康管理に関するeラーニングといった情報提供。

週次で運動支援策を実施。

食事や睡眠といった生活習慣を整えるための取り組みにも注力。

「全員向け」だけでは届かない。
個々の不調に寄り添う情報を、どう届けるか。

菱沼様 ―
健康施策の一環として、健康に関するコラムを社内報へ掲載する中で、全社員を対象にした情報発信は、どうしてもテーマが広くなってしまうという課題も感じていました。もちろん健康意識の底上げという点で重要だと考えているのですが、一方で社員一人ひとりの年齢やライフスタイルに合わせて、抱えている不調はさまざまです。全体向けの情報に加えて、もっと「自分に関係がある」と感じてもらえるような、個別のニーズに沿った健康情報も届けられたらと考えていました。そうしたタイミングで知ったのが、「オフィス漢方セラピー」です。日々の生活で感じるちょっとした不調や、季節ごとに気になりやすいテーマなど、想像以上に幅広い切り口が用意されていて、率直に驚いたのを覚えています。社員それぞれが「今の自分に必要なテーマ」を選びながら読めそうだと感じました。

また、情報の伝え方も非常に印象的でした。文字量が多かったり、説明一辺倒だったりすると、読み飛ばされてしまうことがあります。その点、「オフィス漢方セラピー」のコラムは、イラストやQ&A形式、漫画などを取り入れていて、とても読みやすい。忙しい業務の合間でも無理なく目を通せる構成だと感じました。

滝野様 ―
最終的な決め手となったのは、情報の信頼性ですね。ヘルスリテラシー向上の観点からも、社員に届ける情報はできる限り安心・安全なものであることが欠かせません。漢方に強みを持つクラシエのコンテンツであれば、専門性と信頼性の両立が期待できると判断しました。さらに、無料で利用できる点も導入のハードルを下げ、スムーズな意思決定につながりました。

「知りたいときに、すぐ届く」
健康情報を日常に溶け込ませる工夫。

滝野様 ―
私たちは、健康情報をまとめた社内ポータルサイトを運用しており、「このページを見れば、健康に関することはひと通りわかる」という形を目指しています。「オフィス漢方セラピー」もその中に掲載しており、社員がそれぞれの悩みや困りごとに応じて、必要な情報へ自分でアクセスできるような仕組みです。例えば、「目の疲れが気になる」と感じた社員であれば、目の健康に関する項目から「目の疲れやカスミ、あきらめる前に」といったコラムへすぐにたどり着けるようにしています。バックナンバーとしてもまとめているので、「漢方に少し興味がある」といった、ちょっとした関心や気づきの段階からでも情報に触れられるよう、入り口を広く設けています。

また、衛生委員会でも「今月の健康情報」として、季節に合わせた「オフィス漢方セラピー」のコラムを紹介しています。衛生委員会の議事録は全社公開しているため、委員会に参加していない社員にも自然と情報が届く仕組みになっています。

菱沼様 ―
そのほか、生活習慣に関する社内イベントを開催する際には、イベント参加者に向けて関連する「オフィス漢方セラピー」の記事を紹介することもあります。イベントと連動させることで、健康情報をより身近なものとして受け取ってもらえるよう意識しています。

当社の働き方を考えると、多くの社員はPC作業がメインです。そのため、肩こりや腰痛、目の疲れといった悩みを感じている社員が多く、関心も高い。加えて健康診断時の問診結果などから、睡眠も当社として向き合うべき健康課題の一つだと捉えていますし、花粉症やインフルエンザなどの感染症、夏場の熱中症など、季節ごとのテーマも人気が高いですね。

滝野様 ―
日々生まれるさまざまな悩みに対して、「オフィス漢方セラピー」のコラムは漢方の情報以外にも、ツボ押しや季節の食材の紹介、またオフィスでも取り組める工夫など、すぐに実践できる内容が盛り込まれているところもいいですね。さらに、クラシエは医薬品だけでなく、アイスや日用品など、日常生活の中でなじみのある製品も多いメーカーです。そうした親しみやすさもあって、社員にとって「オフィス漢方セラピー」が自然に受け入れられていると感じています。

社内報紹介

社内向けポータルサイトに掲載

関連する社内イベントの際に紹介

信頼性と使いやすさ。
情報発信の負担を減らし、質を高めてくれる存在。

滝野様 ―
健康や医療といった専門分野の情報を取り扱ううえで、最も気を遣うのが「情報の信頼性」です。「オフィス漢方セラピー」は医薬品メーカーが手がけているコンテンツであるという安心感があります。社員に向けて根拠のある内容を届けられることは、社内報やイントラ運用において非常に重要だと感じています。また、季節ごとにテーマが整理されている点も助かっています。健康情報という枠を超えて、「今、社内に発信するべき話題は何か」を考える際のヒントにもなり、情報発信全体の設計を考えるうえで参考にさせていただいています。

菱沼様 ―
「オフィス漢方セラピー」のコラムが加わったことで、社員に提供できる情報の幅が大きく広がりました。漢方の知識だけでなく、その日からすぐに実践できる食事や生活習慣に関する内容まで網羅されている点は、大きなメリットです。体調や不調に関する悩みは、人に相談しづらかったり、すぐに通院するほどではなかったりするケースも少なくありません。そうしたときに、「まずは自分で調べてみよう」「少し知ってみよう」と気軽にアクセスできる情報があることで、社員一人ひとりの主体的な健康管理を後押しできていると感じています。

社内報制作の実務面でも、業務負担の軽減につながっています。テーマを決める、記事を作成する、社員に展開する。どの段階においても、工数を削減できています。コラムはカテゴリーや季節、キーワードで検索できるため、今必要としているテーマを探しやすく、ダウンロードしてそのまま使える点も非常に便利です。

滝野様 ―
さらに、コラムを分割してダウンロードできるため、社内通知のキャッチーな見出しとして画像を活用できる点も重宝しています。文章だけでなく、視覚的に目を引く形で情報を届けられることで、社員の関心を高める工夫もしやすくなりました。

「遠い存在」だった漢方が、
日常に寄り添うものへ変わった瞬間。

滝野様 ―
個人的に印象に残っているコラムの一つが、「頑固な鼻づまり、どうすれば改善できますか」です。もともと鼻炎があり、花粉症にも悩んでいるのですが、実は子どもたちも鼻づまりを起こしやすく、家庭でも身近なテーマでした。コラムの中で紹介されていた「おすすめの養生」を見て、食事の参考にしたこともあります。

私自身、子どもの頃に飲んだ漢方が「苦かった」という記憶から、どこか漢方を遠ざけてしまっていました。でも、コラムを読んでいく中で、ほうじ茶も漢方の考え方に基づくものだと知り、「漢方って、こんなに身近なものだったんだ」と驚いたのを覚えています。特別なものではなく、日常生活の延長線にある存在だと感じられたことは、大きな発見でした。

菱沼様 ―
私は、「長引く咳、どうすればおさまる?!」がお気に入りです。乾燥する季節になると咳が出やすく、以前、麦門冬湯を飲んでいた時期がありました。このコラムに書かれている内容を読んでみると、症状や体の状態が自分に当てはまる部分が多く、改めて納得感がありました。

これから空気が乾燥しやすい季節に向かうので、セルフケアの一つとして紹介されている内容を続けていきたいと思っていますし、同じような悩みを持つ社員がいれば、「こういう考え方や選択肢もありますよ」と伝えていきたいですね。

株式会社スクウェア・エニックス スクウェア・エニックスは、ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツを制作、運営、販売するほか、ゲーム関連書籍やコミックの出版、デジタルコミックの配信、また、自社コンテンツを題材にしたグッズの制作・販売など、世界中で多様な事業展開を推進しています。